SMMA SENDAI MIYAGI MUSEUM ALLIANCE 仙台・宮城ミュージアムアライアンス

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ミュージアムトークテラス・ラジオ 第3回「動物園のいのち」アーカイブ

SMMAに参加するミュージアムの学芸員がお送りする「SMMAミュージアムトークテラス」。今年度はコミュニティFM・ラジオ3で番組として放送中ですが、Podcastでもアーカイブ配信をお届けします。

第3回のテーマは「動物園のいのち」。八木山動物公園フジサキの杜の吉住和規さんと山﨑槙さんにお話しいただきました。

ここでは、放送でふれた内容のいくつかを写真つきで紹介します(提供:八木山動物公園フジサキの杜)。

動物園にはいくつか役割がありますが、そのひとつとして「種の保存」があります。八木山動物公園では、森林破壊や密猟で希少動物となったスマトラトラの繁殖に取り組んでおり、実際のようすやその難しさについて吉住さんと山﨑さんが詳しく説明してくれました。


▲発情期の行動のひとつ「フレーメン」のようす。においに反応してスマトラトラのバユが歯を剥き出しにしている


▲2019年に生まれたアオ

希少動物を繁殖させるためには世界の動物園との調整が必要になります。日本でのスマトラトラの担当はなんと吉住さん。国内の取りまとめをし、世界と連絡を取り合っているそうです。

スマトラトラの繁殖については『せんだい見験図鑑』でも紹介されています。

 

また、おふたりから八木山動物公園のおすすめポイントの紹介もありました。
山﨑さんのおすすめは、生態展示(野生下のようすを再現した展示)のひとつであるホッキョクグマ。寒いところにいる動物の特徴である尻尾や耳の短さや、足の裏をよく見てほしいとのこと。


▲ホッキョクグマのポーラ。耳と尻尾に注目


▲ホッキョクグマ(剥製)の足の裏は毛がふさふさ

吉住さんのおすすめは、屋外のカバのプールから見るアフリカ生態園。カバやサイ、シマウマ、キリン、運がよければゾウまで一度に見られるそう。


▲アフリカ生態園では野生下のようすが再現されている

最後にイチオシの猛禽類を紹介してもらいました。キリッとした姿がとてもかっこいいクマタカです。


▲吉住さんイチオシのクマタカ

 

次回のトークテラスは2021年2月11日(木)に放送します。
仙台うみの杜水族館の方が出演予定です。どうぞお楽しみに。

 

【お問い合わせ】
仙台・宮城ミュージアムアライアンス事務局
TEL  022-713-4483(せんだいメディアテーク内)

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