SMMA SENDAI MIYAGI MUSEUM ALLIANCE 仙台・宮城ミュージアムアライアンス

ARTICLE

春のミュージアムへ行こう

4月1日、仙台でも待ちに待った桜の開花が観測されました。仙台の春はこれから。麗らかな陽気に誘われてちょっとお散歩、なんてのもいいですね。
そんな仙台の春を楽しむおでかけスポットに、ミュージアムはいかがでしょう。実はミュージアムには春だからこそのお楽しみもあります。

IMG_3482
たとえば春ならでは!の展示。仙台市歴史民俗資料館では「花見」をテーマにした季節展示を開催します。また仙台市博物館と社会福祉法人共生福祉会福島美術館では、仙台藩での出来事を描いた映画「殿、利息でござる!」(2016年5月7日(土)宮城県先行公開)の公開に先立ち、映画の舞台や登場人物に関する展示を開催します。
ミュージアムで展示される資料のなかには、その時期だけ、そのテーマだからこそ展示される「とっておき」が隠れていることもあります。いままで知らなかった「とっておき」の仙台、新たな仙台との出会いを探してみてはいかがでしょう。

 

IMG_0367 IMG_0365
また、ミュージアムは私たちに四季折々の姿を見せてくれます。
地底の森ミュージアムの館外にある「氷河期の森」と、仙台市縄文の森広場の外に広がる「縄文ムラ・縄文広場」は、子どもたちの遊び場やお散歩スポットとして地域の人々から愛されています。実はこれらは氷河期と縄文時代、それぞれの時代の環境をできるかぎり再現することを目指したひとつの展示です。植栽した植物ひとつひとつにミュージアムとしてのこだわりがあるのです。
春は芽吹きの季節。森や広場に出かけてみると思わぬ発見があるかもしれません。

 

このほかにもミュージアムではさまざまな展示・イベントが行われています。SMMAではミュージアムの春期イベントをまとめた紹介ポスターを制作し、仙台市地下鉄南北線・東西線の各駅イベントボードのほか、ミュージアムの館内などに掲示しています。(平成28年3月30日(水)から4月19日(火)まで)。

IMG_3471 IMG_3499

各館の春期イベント情報を紹介するだけでなく、ミュージアムに一番近い駅が一目で分かるデザインにしました。「電車の沿線にこんなにミュージアムがあったなんて!」と驚かれるのではないでしょうか。ぜひ実物をごらんいただいて、春のミュージアムめぐりにご活用ください。

実はポスターに描かれたイラストにも、ミュージアムめぐりのヒントが隠れています。

IMG_3502

これはスリーエム仙台市科学館に展示されている「あるもの」のイラスト。不思議な形をしていますが、はたしてその正体は?
スリーエム仙台市科学館へは地下鉄南北線・旭ヶ丘駅から徒歩5分ほど。すぐそばには緑鮮やかな台原森林公園が広がっています。地下鉄を使ったお散歩がてら、ポスターに描かれた謎の正体を探してみましょう。

地下鉄を利用したミュージアムめぐりには、土日限定の1日乗車券がおすすめ。またバスや地下鉄、JR線など、複数の交通機関を乗り継いでの市内移動にはICカード「icsca」が便利です。詳しくは仙台市交通局までお問い合わせください。

春めく仙台で新しい出会いを探しに、ミュージアムを訪ねてみてください。

 

【春のおすすめ展覧会・イベント】

仙台市歴史民俗資料館
季節展示「花見」
会期:平成28年4月9日(土)〜5月8日(日)
びょうぶ絵や絵はがき、写真などを通してお花見の変遷をご紹介します。
資料館の立つ榴岡公園の桜もおすすめですよ。
仙台市博物館
旬の常設展2016春「政宗と秀吉」ほか
会期:平成28年3月8日(火)〜6月12日(日)
映画の主な舞台となる江戸時代の宿場町に関連する資料を展示します(4月26日(火)から6月19日(日)まで)。
社会福祉法人共生福祉会福島美術館
春季展「仙台宝庫 〜来て!見て!遺そう!たからもの〜」
会期:平成28年4月13日(水)〜5月29日(日)
宮城・仙台に縁のある画家、書家の作品や、映画に因み、仙台藩七代藩主・伊達重村関連作品を展示します。
仙台市縄文の森広場
縄文春まつり
開催日:平成28年5月5日(木・祝)
縄文時代の暮らしにちなんだゲーム、巨大な火起こし体験、縄文スープの試食などができます。

 

(SMMA事務局 吉田)

その他の記事