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「ミュージアムキッズ!全国フェア〜京都発、全国の子どもたちへ〜」参加レポート

 

全国から集まったミュージアムがこども達のために様々なワークショップを実施する「ミュージアムキッズ!全国フェア」! 2018年は9月1日(土)、2日(日)に、京都市勧業館みやこめっせで開催されました。主催のこども☆ひかりプロジェクトの呼びかけに応じて、SMMAの参加館からは、スリーエム仙台市科学館地底の森ミュージアム仙台市縄文の森広場仙台市博物館が、各館自慢のワークショップを京都のこども達にお届けしてきました。今回のレポートでは、SMMA参加館の会場での様子をご紹介します!

 

 
▲こちらは、スリーエム仙台市科学館のワークショップ「キラキラレインボーをつくろう」です。こども達が一生懸命作っているのは、ストローに光を反射する折り紙をつけて作ったレインボースティック! 見た目は泡立て器のようですが、両手で挟んでくるくる回すと、シャボン玉のようにキラキラ光ってとてもきれいです! まるで”消えないシャボン玉”のような不思議な現象に、ブースの周りはこども達の笑顔であふれていました。この心温まる光景は、こども☆ひかりプロジェクト発行の『ミュージアムキッズNo.8』でも紹介していただきましたので、ぜひご覧下さい。

 

 
▲こちらは、地底の森ミュージアム仙台市縄文の森広場のワークショップ「「せっき」であそぼ!」です。スタッフ手作りの石器で革を切り、可愛いリボンのアクセサリーを作ることができます。練習用の紙を手にしたこども達は、本当に石で紙を切ることができるのか興味津々! 真剣に石を選んだ後は、一心不乱に紙を切っていきます。破くことなく上手に星形に切り抜いたこども達は、驚きと喜びでいっぱいの表情を浮かべてくれました。紙より固い革にはちょっと苦戦していましたが、見事にアクセサリーを完成させると、とても嬉しそうに身につけている姿が印象的でした。

 

 
地底の森ミュージアム仙台市縄文の森広場のブースの近くでは、地底の森ミュージアムでおなじみの旧石器時代からやってきた狩人が出現中! 最初は怖がっていたこども達も、少しずつ近づきながら熱心に狩人たちの一挙一動を観察していました。どうやら「「せっき」であそぼ」のワークショップでも使った石器を作っている様です。言葉は通じなくても、なんとなく分かり合えるから不思議! 話しかけてみたり、記念撮影をしたりする内に、すっかり狩人と仲良くなったこども達でした。

 

 
▲こちらは仙台市博物館のワークショップ「伊達政宗に変身!」「伊達な紋切り遊びをしよう」です。「伊達政宗に変身!」では、かぶとと陣羽織を羽織って誰でも簡単に伊達政宗に変身できます! かっこいいポーズで写真を撮って満足気なこども達。一方、その隣では真剣に「紋切り」に挑戦するこども達の姿がありました。「紋切り」とは、もともとは職人が家紋を描くために考案した技術で、折りたたんだ紙を型紙に合わせて切り抜くというものです。動物や植物をモチーフにした家紋や、伊達家の家紋の中からお気に入りの型を選ぶと、黙々とハサミを進めていく子ども達。切り終わってから紙を広げてみると、素敵な模様が完成! 真剣な表情から一変して笑顔になりました!

 

 
▲全国から43の施設が集まった今年の「ミュージアムキッズ!全国フェア」。京都国立博物館の公式キャラクター「トラりん」も大活躍で、大いに盛り上がった2日間でした。イベント全体の様子は、こども☆ひかりプロジェクトのホームページ内で詳しく紹介されていますので、そちらの方もぜひご覧下さい!

 

(文:SMMA事務局)

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