SMMA SENDAI MIYAGI MUSEUM ALLIANCE 仙台・宮城ミュージアムアライアンス

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「アフリカゾウの鼻実験」を見学してきました。

「アフリカゾウの鼻実験」開催の8月13日は、お天気にも恵まれ、夏らしい太陽の日差しが降り注ぐ絶好の動物園日和。開始直前、アフリカゾウ舎の前にはたくさんの人たちが並んでいました。

  

飼育員さんからいくつか注意事項をお聞きした後、普段は入ることのできないアフリカゾウ舎の中へ入ります。(写真左)
アフリカゾウ舎の天井はドーム型になっていて、そこから外の光が差し込んでいました。思わず、西洋の大聖堂のような空間を連想してしまいました。(写真右)

  

参加者のみなさんにお話する飼育員の遠藤さん。(写真左)
扉が開いて、アフリカゾウの鼻実験、いよいよスタートです。(写真右)

この日、実験に協力してくれたアフリカゾウのメアリーちゃん。
とてもやさしい目をしています。

  

実験では、アフリカゾウの鼻にはどれだけ力があるか、参加者と笹竹の引っ張りあいをしたり(写真左)、トウモロコシやトマト、ブドウ、パイナップルなど、いろいろな形の食べ物を使って、アフリカゾウがどのように食べ物をつかむのかを観察しました。(写真右)

  

飼育員さんお手製のかんてんゼリーや大きな氷の塊(写真左)、大きなスイカ(写真右)でも実験。
小さなものも、大きなものも、やわらかいものも、固くてツルっとしたものも、鼻先を上手につかって口に運ぶメアリーちゃんの様子に参加者からも歓声があがりました。

 

また、メアリーちゃんから中身が見えないようにした容器を使っての実験も見せていただきました。
3つの容器の中にはそれぞれ、バナナ、リンゴ、ゆで卵が入っています。
メアリーちゃんは鼻を容器に入れて、大好きなバナナとリンゴは口の中へ。でも、ゆで卵は一旦鼻でつかんだものの、放してしまいました。飼育員さん曰く、アフリカゾウはゆで卵が苦手とのことです。
この実験からアフリカゾウは鼻の先だけで物を認識できることが分かりました。

メアリーちゃんはおいしい食べ物を頬張ると外のアフリカ園を一歩き。まるでおいしさをかみしめているかのようでした。

  

実験の最後は、参加者一人一人、メアリーちゃんに直接ニンジンをあげる体験をさせていただきました。
ほんの一瞬触れることのできたメアリーちゃんの鼻先は、想像していたよりも固くて、ひんやり濡れた感触でした。アフリカゾウの鼻の器用さや能力に驚き、最後にはメアリーちゃんの鼻と握手?しながら、やさしい表情や大きな体を間近で眺めることができて、大満足な一日でした。

 

〈おまけ〉

6月下旬に生まれたラマの赤ちゃん2頭が公開されているということで、さっそく会いに行ってきました。

  

ほわほわっとした毛が真っ白!自然光の中で純白の光を放っているかのようで本当にかわいかったです!
2頭の名前はルミちゃんとハイジちゃん。誕生日が7日違いの異母姉妹で、とても仲が良く、一緒に行動していました。
この夏、アフリカゾウのメアリーちゃんや今しか見られない赤ちゃんラマのルミちゃん、ハイジちゃん、たくさんの動物たちに会いに八木山動物公園に行ってみてはいかがでしょうか。

 

仙台・宮城ミュージアムアライアンス事務局 佐藤

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