見験楽学 さまざまな発見や体験を通じ、楽しく学ぶ。仙台・宮城のミュージアム情報サイトです。

SMMA東日本大震災 ミュージアム被災と復旧レポート
仙台・宮城ミュージアムアライアンス事務局
〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
(せんだいメディアテーク内)
電話:022-713-4483
ファックス:022-713-4482
電子メール:office@smt.city.sendai.jp
smma-event
smma-event
見験楽学ブックキャラバン~わかるはたのしいプロジェクト~ in としょかん・メディアテークフェスティバル レポート

▲展示の黄色がひときわ目を引きました

 2010(平成22)年の秋に開催された、「見験楽学ブックキャラバン~わかるはたのしいプロジェクト~」。個性豊かなSMMA参加12館のミュージアムの魅力を、もっともっとみなさんにお伝えしたい!ということから始まったこのプロジェクト。各館の学芸員やスタッフがおすすめの本をセレクトし、約4か月をかけて仙台市内5か所の図書館(市民図書館、宮城野図書館、若林図書館、太白図書館、泉図書館)を巡りました。
 このブックキャラバンでご紹介した本は、全部で104冊、紹介してくれたスタッフの数は総勢55名。おすすめの本は、1冊ごとにポップカードを作成し、推薦したスタッフのコメントや似顔絵を付けて展示しました。
 仙台市内の図書館を、まさにキャラバン(隊商)のように巡った本たちが、最後に一堂に集まることになりました。
 それが、2011(平成23)年1月30日(日)に開催された「としょかん・メディアテークフェスティバル」。せんだいメディアテークと仙台市民図書館を会場に、さまざまなグループが本をテーマにした展示やイベント、ワークショップを行いました。今回で4回目を迎えるこのフェスティバル。1日のみの開催でしたが、最終的には1,811人もの方にご来場をいただきました。

【外は寒くても、会場はあったか~フェスティバル開幕!】

▲にぎやかにスタート!

 フェスティバル前日は夕方から雪が降り始め、当日の朝はあたり一面の雪景色。会場となったメディアテークでも、朝からスタッフが雪かきをして、来場するみなさんをお迎えする準備をしました。
 開場時間の10時が近づくと、会場の入り口には並んで待つお客さまの姿も。いよいよ開場となると、小さなお子さんとそのご家族のみなさんといった方たちを中心に、たくさんの来場者で大にぎわいです。大人も子どももうれしそうに、展示された本を手に取ったり、さまざまなイベントに参加する姿が見られました。
 この日は、外の気温は一日中氷点下という寒い寒い一日でしたが、会場内はこんなふうに、本に対する温かな雰囲気に包まれていました。

【としょかんにミュージアムがやってきた!~ブックキャラバンにようこそ】

▲一冊ごとにおすすめのコメントと似顔絵が

 ブックキャラバンのスペースは、仙台市科学館のおもしろ科学体験コーナーを始め、人気のブースが並ぶ1階オープンスクエアの一画。展示台に敷かれたあざやかな黄色の布が、遠くからでもひときわ目を引きます。この黄色は、SMMAのロゴにも使われているもの。展示台のまわりには、同じくロゴに使われているゾウやキリン、星の切り抜きをにぎやかに飾りました。この展示を含め、おすすめ本のポップカードや似顔絵、ポップを貼ったスタンドなどは、すべてSMMAスタッフの手作り。展示を見られた方の中には、「ポップがうまく作成してあるので、じっくり見入っていました」という、うれしいご感想をお伝えして下さる方もいらっしゃいました。
 当日は、仙台文学館の赤間安生学芸室長と渡部直子学芸員もお手伝いに駆けつけてくれました。文学や本のことならまかせて!というおふたりのこと、SMMAのコーナーに立ち寄られたみなさんとも、本を通していろいろなお話が弾んでいたようでした。

▲ふたりで本を開く姿も

 さて、どんな本が紹介されていたのでしょうか。ちょっとだけご紹介してみると、『クローディアの秘密』『きのこ博士入門』『O脚だったかもしれない縄文人 人骨は語る』『これは見えないものを書くエンピツです プライベート・ビデオ講座』などなど(どのミュージアムのおすすめの本か分かりますか?)、小説や絵本、写真集や展覧会の図録まで、さまざまな本が勢ぞろいしました。1冊ごとにSMMA各館のスタッフの熱い思いが詰まった本は、それぞれが小さなミュージアムのようでした。
 なかでも印象的だったのは、ブックキャラバンをご覧になっていたみなさんの姿。としょかん・メディアテークフェスティバル全体では、小さなお子さんを連れたご家族の方が多い中、ブックキャラバンのコーナーでは、小さなお子さんから年配の方まで、幅広い年代の方が足を止めて、本をご覧になっていました。どの方もゆっくりと時間をかけて本をご覧になる姿は、まるでミュージアムの中のひとつひとつの作品をじっくりと鑑賞しているようにも見えました。

【本が開く、ミュージアムの扉】

▲1冊の本は、ミュージアムの入口

 近くにあっても、なかなか機会がなくて足を運べずにいたり、その存在すら知らないことも多いミュージアム。今回、展示された104冊の本たちは、そんなミュージアムの“扉”を開けることができたでしょうか。
 一見重そうに見えるミュージアムの扉の向こうには、大人も子どももわくわくするような、楽しい知と体験の世界が待っています。ブックキャラバンの本たちと一緒に、あなたもそんな扉を開けてみませんか?

レポート作成:SMMA事務局

LINEで送る
Pocket