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特別展「生誕120年記念 デザイナー芹沢銈介の世界展」レポート

平成27年4月、仙台駅東口に東北福祉大学の新しいキャンパス「仙台駅東口キャンパス」が開設されました。

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何やらライトアップされているディスプレイを見に行ってみると、

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キャンパス一階部分をぐるっと取り巻く色鮮やかなひらがなが。

実はこれ、東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館で開催中の特別展「生誕120年記念 デザイナー芹沢銈介の世界展」のPRなんです。
キャンパス一階を取り巻いているのは、1958年に制作された「いろは文六曲屏風」の図柄。もちろん今回の特別展でも展示されています。
今回の特別展は今年生誕120年を迎えた芹沢銈介の、デザイナーとしてのまなざしに注目したもの。
そんな特別展の見どころを探るべく、芹沢銈介美術工芸館に行ってまいりました。

 

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型絵染の人間国宝である芹沢銈介(1895〜1984)は、柳宗悦との出会いをきっかけに民藝運動に共感し、沖縄の紅型から独自の型絵染を創始したことで知られています。
今回の特別展は、芹沢の作品を4つの視点で紹介する「デザイナー芹沢銈介〜多彩な造形表現」と、芹沢が収集した世界各国の美術・工芸品から成る「芹沢銈介の目〜収集した世界各国の美術・工芸品」の2部構成となっており、芹沢の多彩な創作と収集からその美意識と感性にせまっています。

 

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IMG_0428 (6階展示室)

芹沢の作品の魅力は多々ありますが、そのうちのひとつは文字を用いた図案にあります。一枚の布が折り重なって「春」「夏」「秋」「冬」の文字を象るさまを図案にした「布文字春夏秋冬二曲屏風」や、いろは文字の綴りが連なる「いろは文着物」、文字と文字から連想される生活の品や自然を描いた「いろは文六曲屏風」など、多彩で面白い文字の図案がいくつも見られます。文字は情報を伝えるための道具であるだけでなく、私たちの文化を培ってきた身近な存在でもあるわけですが、そうした文字から生み出される芹沢の造形表現には、「こんなデザインが身近にあったらいいなあ」と思うような味わい深さがあります。
また展示品ひとつひとつに付された展示解説も特別展の見どころのひとつ。芹沢の文章や柳の評を引用しつつ、作品の面白さをシンプルに分かりやすく解説してくれます。ぜひご一読ください。

 

さらに一階ミュージアムショップでは特別展ワークショップ「型 de あーと、布に染める」が毎週火曜日と土曜日に開催されています。

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こちらのワークショップでは「合羽刷り」と呼ばれる染めの技法を体験することができます。
五種類の型紙から好きなものを選び、豆汁(大豆の絞り汁)などで溶かした顔料で自由に彩色していきます。

IMG_0451 IMG_0454 - バージョン 2

先日の地底の森ミュ―ジアムの石器作り体験では石器を真っ二つにしてしまいましたが、今回はきれいにできました!!!
皆さんもお好きな色で染めてみてください。

 

特別展「生誕120年記念 デザイナー芹沢銈介の世界展」は6月17日(水)まで開催しています。

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(SMMA事務局 吉田)

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