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SMMA東日本大震災 ミュージアム被災と復旧レポート
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仙台芸術遊泳2009のレポート

■宮城県美術館
<仙台芸術遊泳2009『おとなの図工』レポート>
松本秋則氏の『おとなの図工』は、竹の骨組に紙や金属からつくられた、サウンド・オブジェである。『音の風景』は飛行機型のモビールや円形の木琴がモーターによって、まるで生き物のように動き、ポロンという親しげな音を奏でる。『タイオン演奏会』は、大小様々なプロペラがつるされている。その下に立った人の体温から生まれた気流によって動き始め、演奏をしてくれる。人が発する熱の存在と、そのエネルギーに驚かされる。
東北芸術工科大学 芸術学部 大竹 由寿子

<「霧と、遊ぶ」の幻想的な世界へ>
霧の中にいると周りの空間がはっきりと見えなくなり、どこか別の世界に入り込んでしまったような不思議な気持ちになる。中谷芙二子さんによる、展示「霧と、遊ぶ」では、そんな霧の中での幻想的な世界を味わうことができる。頭上や足下から生み出された霧はあっという間に私達を包み込んでしまい、まるで雲の中にいるような感覚にさせる。普段何気なく見ている霧も「霧と、遊ぶ」では、1つの素晴らしい芸術作品となっている。
仙台高等専門学校 中澤 恵子

■メディアテーク
<「枠を越える空間」>
大規模なインスタレーションや建築に映像を投影する高橋匡太さんが、今回、展示室の中に幻想的な青い光とノスタルジックな映像による空間をつくりだした。壁の向こうにはビルが建ち並び流れていく映像や、チューブが印象的なメディアテークのホワイエ空間が見え、床には1階にあるカフェが望遠境のように見えるなど、時空を越えた空間が広がる。
美術館に行けば、名画や大作の前に背の低いずっしりとしたイスが置いてある光景を目にするが、この展覧会の鑑賞者は折りたたみ式のイスをもって、自らセッティングする。薄暗くなった空間の中でスクリーンをみていると、影によって人の動きを感じ、8ミリフィルムの淡い色が鮮明に見え、空気の流れまで感じる。感覚が研ぎ澄まされる空間である。人それぞれの場所と瞬間に、人それぞれのベストポジションがみつかるのではないだろうか。
東北文化学園大学 科学技術学部 住環境デザイン学科 下舘芽依

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