楽しく学べるミュージアムを目指し活動する、仙台・宮城ミュージアムアライアンス(SMMA)では、参加12館によるスタンプラリーをこの秋に開催します。各館の収蔵品などをあしらったシックなオリジナルスタンプと、素敵なオリジナルプレゼントをたくさんご用意してます。秋の休日にミュージアムを巡る、スタンプピクニックへぜひお出かけください。
◆実施期間:2010(平成22)年10月9日(土)~11月28日(日)
◆実 施 館:SMMA参加12館
仙台市科学館 仙台市縄文の森広場 仙台市天文台
仙台市富沢遺跡保存館(地底の森ミュージアム) 仙台市博物館
仙台市八木山動物公園 仙台市歴史民俗資料館 仙台文学館
せんだいメディアテーク 東北大学総合学術博物館
東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館 宮城県美術館
◆参加方法:①スタンプブックを上記の実施館の受付で入手し、各館のSMMAオリジナルスタンプを押印してください。
※スタンプブック以外への押印や他の用紙の切り貼りは認められません。
②開館時間・休館日は各館で異なりますので、事前に各館へご確認ください。
③スタンプの設置場所は各館で異なりますので、詳細はスタンプピクニックのポスターや各館受付で
ご確認ください。※入館料(入園料)が必要な場合があります。
◆プレゼント賞品:プレゼントの応募はお一人様、各ステップ1回ずつとさせていただきます。
ステップ1…スタンプ×4 SMMAオリジナル 宮城のやきものシール 先着1,000名様
【▲SMMAオリジナル 宮城のやきものシール】
ステップ2…スタンプ×6 悩める二択、抽選で当たる! 「体験」or「グッズ」抽選でプレゼント!
2コースのどちらかを選んで応募ください。
☆「体験できるスペシャルプレゼント」コース ※プログラムごとに人数限定
各館が特別に用意した11の参加型プログラムから、ご希望のものをおひとつ選んでご応募ください。
①一日学芸員(科学館 ②プラネタリウム5分間貸切(天文台)
②地下にもぐって遺跡に触れる体験(地底の森ミュージアム)
④第一級の縄文土器に触れる体験 4,500年前のお話付き(縄文の森広場)
⑤政宗の鎧を着る体験 ※土日限定(博物館)
⑥動物園のバックヤードツアー(八木山動物公園)
⑦石臼挽き体験(歴史民俗資料館) ⑧一日学芸員~展示替え体験 ※第4木曜日限定(文学館)
⑨閉館時アナウンスを朗唱、録音し、1ケ月間館内放送できる権利(せんだいメディアテーク)
⑩普段触れることのできない堤焼の水甕に触れる体験(東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館)
⑪美術館のバックヤードツアー(宮城県美術館)
【左から順に:▲政宗の鎧(仙台市博物館) ▲縄文土器(仙台市縄文の森広場) ▲石臼(仙台市歴史民俗資料館) ▲堤焼の水甕(東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館)】
【左から順に ▲プラネタリウム(仙台市天文台) ▲旧石器時代の遺跡(地底の森ミュージアム) ▲美術館のバックヤード(宮城県美術館)】
☆「オリジナルグッズ詰め合わせコース」 ※抽選で30名様
下記の各館グッズの中から複数点を詰め合わせにして差し上げます。
各館オリジナルグッズ:上段の左から順に、
▲ミニタオル・ハガキ・ミニ半纏・一筆箋・シール(仙台市縄文の森広場)
▲『宮城県美術館コレクション図録』『佐藤忠良記念館所蔵作品集』(宮城県美術館)
▲オリジナル手拭い(仙台市歴史民俗資料館)
▲井上ひさし初代館長のクリアファイル(仙台文学館)
下段左から順に、
▲芹沢デザイン「風の文」のハンカチ(東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館)
▲動物の缶バッヂ/ウサギ柄・ラマ柄・レッサーパンダ柄・シロクマ柄(仙台市八木山動物公園)
▲『特別企画展 洞穴の中の遺跡 図録』・クリアファイル・下敷き・ハガキ(地底の森ミュージアム)
▲ポケットガイド・クリアブック(仙台市博物館)
ステップ3…スタンプ×12 応募者全員にプレゼント!
①SMMA認定「ミュージアム・コンシェルジュ」の認定証を交付
②SMMA各館の無料招待券セットを進呈
※「コンシェルジュ」の認定式とインタビューを2011(平成23)年1月中旬に予定しています。
認定式の様子はSMMAのサイト「見験楽学」に掲載する予定です。
◆プレゼント応募方法:各ステップのスタンプ(4個・6個・12個)が集まりましたら、その都度館の受付にスタンプブックを提示して
スタンプ個数の確認を受けてください。
ステップ1…スタンプ×4
その場でプレゼントを差し上げます。(先着1,000名様)
ステップ2…スタンプ×6
受付で応募はがきをお渡しします。必要事項をご記入いただき、館に設置の応募箱に投函するか、郵送(切手
代は応募者負担)で事務局宛にお送りください。
ステップ3…スタンプ×12
受付で応募はがきをお渡しします。必要事項をご記入いただき、館に設置の応募箱に投函するか、郵送(切手
代は応募者負担)で事務局宛にお送りください。
【応募期間】 2010(平成22)年10月9日(土)~12月10日(金) ※当日消印有効
◆当選発表:○ステップ2「オリジナルグッズ詰め合わせ」コースの当選者は、商品の発送をもってかえさせていただきます。
○ステップ2「体験できるスペシャルコースプレゼント」コースの当選者およびステップ3の応募者には、
12月24日(金)までに事務局からご連絡いたします。
【問い合わせ】 せんだいメディアテーク 企画・活動支援室内
仙台・宮城ミュージアムアライアンス(SMMA) 事務局
〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
電話 022-713-4483
[受付時間] 8:30~17:00(土日祝除く)
▲一人ひとりに認定証が手渡されました
2011(平成23)年1月16日(日)、せんだいメディアテーク7階スタジオシアターを会場に、「見験楽学スタンプピクニック SMMA ミュージアム・コンシェルジュ認定式」が行われました
この「SMMA ミュージアム・コンシェルジュ」とは、昨年秋に開催された「見験楽学スタンプピクニック」で、各ミュージアムに置かれたSMMAのオリジナルスタンプを、12個全て集めた方に贈られる称号のこと。
今回、スタンプピクニックに参加された方は全部で9,448人。このうち、期間中の10月9日から11月28日までの約1か月半の間に、12個集めた方は87名。つまりコンシェルジュの称号を手にしたのは、参加者全体の1パーセント未満という、まさに“レア”なプレゼントとなりました。
ちなみに“コンシェルジュ”には、フランス語で“アパートなどの管理人”という意味があります。そこから意味が広がり、現在ではホテルなどでお客様のさまざまな質問に答える“総合案内を担当する人”をそう呼ぶようになったとか。「SMMA ミュージアム・コンシェルジュ」も、“他の方に12館のミュージアムの場所を案内できる方”という意味で、この称号が贈られることになりました。
▲みんなに見守られながら認定書を受け取り
【天気も祝福?~認定式当日】
認定式の直前まで、当日の天気予報は雪マーク。ところが当日になるとSMMAスタッフの心配もどこへやら、きれいな青空が広がりました。
この日出席されたのは、3歳のお子さんから70代の方までの、28名のみなさん。出席された方のほとんどが仙台市近辺にお住まいでしたが、遠くは登米市からご参加された方もいらっしゃいました。
開場の時間になると、小さなお子さんの手を引いたご家族やご夫婦、お友達と一緒に来る方など、出席者が次々と受付にやってきます。どうやらみなさん、心なしかちょっと緊張した面持ちのよう。受付をしていたSMMAスタッフの私たちも、スタンプピクニックに参加された方に実際にお会いするのは初めてで、感慨深い気持ちでいっぱいになりました。
▲こんな小さなコンシェルジュさんも
【ミュージアム・コンシェルジュ誕生!】
さあ、認定証授与の時間がやってきました!会場の前方に設けられた壇上で、SMMA実行委員長から一人ひとりに認定証と招待券セットが手渡されます。実はこの認定証もSMMAオリジナル。1枚ごとにSMMA特製スタンプを押しながら、スタッフが手作りしました。
スタンプピクニックの長い長い道のりを経て、ついに認定証を手にした壇上のみなさんは、やっぱりどの方もうれしそう。壇上では、小さな女の子が、受け取った認定証をずっと胸の前に掲げて持っていた印象的なシーンもありました。
【コンシェルジュのみなさんの声】
今回は、そんな喜びでいっぱいのコンシェルジュのみなさんの声を、ここでご紹介してみたいと思います。
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▲“ご感想はいかがでしたか?”
「行ってみたいねと言っていたのは縄文の森広場です。行ってみて、庭がこんなに広いと思っていなかったということがありました。それと芹沢銈介美術工芸館が素敵でした。あまり時間がなくて駆け足で見ることになってしまったのが残念でしたが…。その後テレビで芹沢さんが描いた絵を見たら、何だか身内が出ているような気持ちになりました。」(50代・女性)
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「5、6年前から科学館にボランティアに行っておりまして、そこで知りました。これまで12館のうち半分くらいはときどき行っていたんですが、これを機に行ったことのないところにも行ってみようと思いました。八木山動物公園に行ったときには、うっかりスタンプを押すのを忘れてしまって、もう一度行きました。」(70代・男性)
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「うちはテーマパーク好きなんです。だけど今回いろいろとまわってみて、仙台もいいなと思いました。周囲の人にもすすめたいと思います。」(40代・男性)
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「スタンプはおしゃれでかわいくて、スタンプ帳も立派で、スタンプを集めていくうちに全部集めたくなりました。スタンプを押しに行くというひとつの目的があったので、今まで知らなかった館に初めて行ってみておもしろい体験に参加することができたり、全く知らなかった仙台を発見することができました。」(10代・女性)
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「ようやくミュージアム各館の横のつながりできてきた感じでうれしいです。ミュージアムの数をもう少し増やすと、達成感も増すかもしれない。」(40代・女性)
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「ただスタンプを集めてみようという興味心からはじめましたが、地元ミュージアムへの理解・興味へ広がりました。名前も知らないところもありましたので、足を運んでみたことで思っていた印象が変わったことも多く、継続的な興味へつながりそうだと感じました。(中略)地元仙台のことについて少し(今までより)深く知ることができたのも自分にとってはうれしい結果の一つです。(中略)総合的に(結果的に)とても充実できたので楽しかったです。ありがとうございました。」(40代・女性)
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【まちは大きなミュージアム】
今回のスタンプピクニックがきっかけとなって、今まで行ったことのなかったミュージアムに初めて足を運んだり、仙台というまちやミュージアムの楽しさをあらたに発見された方が、たくさんいらっしゃったようです。
▲宮城美術館・有川幾夫副館長より
認定式では、宮城県美術館の有川幾夫副館長から、「12館全部で、ひとつの仙台のテーマパークだと思っていただければ」というお話がありました。
今回、ミュージアム・コンシェルジュのみなさんが集めた12個のスタンプ。そのスタンプから生み出された楽しさは、コンシェルジュのみなさんと一緒に植物の種のようにあちらこちらに運ばれて、“仙台・宮城”という大きなミュージアムの森をもっと楽しく、豊かなものにしてくれるのではないでしょうか――。
レポート作成:SMMA事務局
写真撮影:越後谷 出