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いちおしミュージアムめぐり 〜サル編〜

2016年はゴリラ年!
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ではなく、
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サル年ですね。SMMA事務局吉田です。

サル年のサルは漢字で「申」。サルを表す漢字は「猿」「申」「猩」など色々ありますが、これはサルの種類や大きさによって使い分けられているそうです。サルにはそれだけ様々な姿があるということですが、実はミュージアムにも様々な姿のサルがいます。
というわけで今回は「サル」をテーマにしたミュージアム巡りをご紹介。SMMA参加館で開催中の催しのなかから、ミュージアムならではの「サル」が見られる展示やイベントをご紹介します。

 

その1.仙台市八木山動物公園
その2.社会福祉法人共生福祉会福島美術館
その3.仙台市縄文の森広場
その4.ミュージアムを巡ろう!

 

 

その1.仙台市八木山動物公園
「サル山」「サル山で焼きイモ」

仙台でサルが見られる場所といえば、まず思いつくのが仙台市八木山動物公園のサル山ではないでしょうか。現在のサル山には「孤高の暴れん坊」タロウや「純白の貴公子」ディンビなど、個性的なサルが和気あいあいと生活しています。1月10日(日)・17日(日)に開催されたイベント「サル山で焼きイモ」でも、サルたちの個性豊かな姿を見ることができました。

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「サル山で焼きイモ」はサル山の敷地内で焚き火を起こし、そこで焼かれた焼きイモにサルたちがどんな反応を示すか見てみようというイベント。当日はおそろいのサルの帽子をかぶった飼育員の皆さんがサル山に登場し、サルたちにアツアツの焼きイモをふるまいました。
焚き火から飼育員さんが焼きイモをひとつ掘り出すたび、サル山のあちこちからは「キキャー!」「キキャー!」「キキャー!」と歓喜の声が。焼きイモを持っていったサルとそれを追うサルたちによる、イモの取り合いも勃発しました。

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とはいえ焼きたてアツアツの焼きイモは食べるのも一苦労。熱くて持っていられない焼きイモを落としては拾い落としては拾い、を繰り返すサルたちはさながら焼きイモでラグビーをしているようでした。
岩肌ですり潰したり水で洗ったり、大好きな焼きイモをどうにかして冷まそうとするサルたちの動きがユーモラスです。

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その一方で、山のすみっこやチェーンでできたはしごの上に逃れて黙々と焼きイモを味わうサル、焚き火の周りで焦げをちまちまつまむサル、岩陰に焼きイモをいくつも隠しつつ食べるサル……などなど、マイペースに焼きイモを味わうサルたち。

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また飼育員さんの解説によれば、ニホンザルは基本的に人間にあまり近づかないそうです。それでもサルによって個人差はあるようで、飼育員さんが近くからポイッと投げたイモを見事にキャッチするサルもいれば、飼育員さんがイモを差し出すたび慌てて手を引っ込めるサルもいました。

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その後、見学していた来園者にもサル用のサツマイモが配布されました。イモをサルに与えた来園者からは、「食べた食べた!」「あ〜あっちのサルに取られちゃった」「かわいい」といった声が上がりました。

仙台市八木山動物公園で暮らす個性豊かなサルたちに、ぜひ会いにきてください。

 

 

その2.社会福祉法人共生福祉会福島美術館
新春吉例「めでた掛け〜福の依り代〜」

社会福祉法人共生福祉会福島美術館では昭和55年の開館以来、お正月「めでた掛け」の展覧会を開催しています。

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「めでた掛け」とは福島美術館の初代学芸員を務めた美学者の佐藤明氏によって生まれた造語。「お正月にはおめでたい掛け物をみんなで見て、おめでたい気分になって、新春を迎えましょう」という趣旨の展覧会場には、おめでたいものが描かれた掛け軸がずらりと並んでいます。

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おめでたい掛け軸と一口に言っても、めでたいものをひたすら詰め込んだ画や、めでたい言葉と同じ音を持つものを描いた画もあります。華やかな画の一枚一枚にどんな意図が込められているのか、じっくり眺めるのも楽しいものです。
(画像:佐久間晴嶽「七富図」。福を象徴する「ふ」のつく題材が7つ描かれています。全部見つけられますか?)

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また今年の干支であるサルは、古来中国では馬の守り神とされており、日本でも江戸時代には猿回しが馬の健康を祝うための猿舞を正月に行ったといわれています。また東洋の絵画における「蜂と猴(猿)」という組み合わせは、音が「蜂≒封(ホウ)」「猴≒候(コウ)」にそれぞれ似ているため、「封候(土地を与えられて諸侯に連なること)」を暗示させる立身出世のモチーフと考えられてきました。
今回の展覧会ではひとつの展示室がサルの画で埋めつくされています。もちろん馬の守り神としてのサルや、「蜂と猴(猿)」の組み合わせで描かれたサルも展示中です。おめでたい画として楽しむのはもちろんのこと、ユーモラスな動きや緊張の一瞬をとらえた、絵師それぞれのサルの描き方にもご注目ください。

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今年の「めでた掛け」のテーマである「福の依り代」とは、神霊が招き寄せられて乗り移るもののこと。他の人にとってはなんでもない一品でも、持ち主にとっては福を呼ぶ大切な「依り代」かもしれません。
展示室内には、福島家の人々が大切にしていた「福島家の福の依り代」や、地域の方々が持ち寄った「みんなの福の依り代」が展示されています。これらの品々や、展示されている絵画を見ながら、自分にとっての「福の依り代」はなにか思い起こしてみてはいかがでしょう。

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もしかすると、社会「福」祉法人共生「福」祉会「福」島美術館、と福尽くしのこちらの施設もまた、あなたにとっての「福の依り代」になるかもしれません。

 

 

その3.仙台市縄文の森広場
「サルの土製品プレゼント」「ミニ企画展 縄文人のくらし〜祭りの様々な道具〜」

仙台市縄文の森広場ガイダンス施設のエントランスホールには、現在こんなサルたちがいます。
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ひとつひとつ表情の異なるかわいらしいこのサルたちは、縄文の森広場のボランティアの皆さんが制作した土製品です。仙台市縄文の森広場ではこうした干支の土製品を毎年制作しています。
この愛くるしいおサルさん、家に1匹いてほしい! と思ったそこのあなたに朗報です。
こちらのサルの土製品、次のどちらかの条件を満たした先着100名の方にプレゼントしています!

◎「サルの土製品プレゼント」の条件
①申年生まれの方:2016年2月28日(日)までに生年月日が分かるものを持って縄文の森広場の受付に行く
②申年以外の方:2016年2月28日(日)までに縄文の森広場で展示室の見学か体験活動を行い、スタンプを2個集める

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みなさまのお迎えをサル一同心よりお待ちしております。

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そんな縄文の森広場では、冬のミニ企画展「縄文人のくらし〜祭りの様々な道具〜」を開催しています。
縄文人の信仰にまつわるさまざまな道具や、縄文時代の各時期に作られた土偶など、縄文人の暮らしとともにあった祭りの道具が展示されています。展示品のなかには、地下鉄南北線を敷く際の発掘調査で見つかった伊古田遺跡などの出土品もあります。

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こちらの土面、上半分は複製なのですが、下半分は赤い顔料が今も鮮やかに残っています。

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土偶の多くは何を作ったのかはっきりしないもの、素朴な印象を与えるものが多いそうです。しかし縄文土器のなかには、現代の私たちも目をみはるような芸術的なデザインの土器などがあります。
縄文時代の土偶は、人々が信仰していた精霊を象ったものである、という説があります。もし縄文人も同じように精霊を信仰していたとすれば、縄文時代の土偶があいまいな姿をしているのは、実際に目にしたことのない精霊の姿を想像で作ったからだと考えられるのです。

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たとえば、どことなくサルに見えるこちらの動物土偶も、実際何の動物なのかはっきりしていません。しかしどこかひょうきんな顔をしたこの土偶はいったい何を表現したものなのでしょう。色々と想像が膨らみます。
今回の企画展で展示されているものは、どれも縄文人の日常にあったものばかり。縄文人がどんな祭りを行っていたのか、どんな気持ちで土偶を作っていたのか。企画展を通して想いを馳せてみてください。

 

 

その4.ミュージアムを巡ろう!

「サル」をテーマにしたミュージアムめぐり、いかがでしたでしょうか。生きているサル、描かれたサル、象られたサルなどなど、同じサルでもミュージアムによってさまざまな姿を見ることができます。
最後に、今回ご紹介したミュージアムを巡るアクセスをご紹介します。市内の公共交通機関を使って、ミュージアムのサルたちに会いにきてください。

◎アクセス
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◎展示期間
・平成28年新春吉例「めでた掛け~福の依り代~」(社会福祉法人共生福祉会福島美術館):
2016年1月6日(水)〜2月28日(日)
・ミニ企画展「縄文人のくらし〜祭りの様々な道具〜」(仙台市縄文の森広場):
2016年1月22日(金)〜3月21日(月・祝)

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