見験楽学 さまざまな発見や体験を通じ、楽しく学ぶ。仙台・宮城のミュージアム情報サイトです。

SMMA東日本大震災 ミュージアム被災と復旧レポート
仙台・宮城ミュージアムアライアンス事務局
〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
(せんだいメディアテーク内)
電話:022-713-4483
ファックス:022-713-4482
電子メール:office@smt.city.sendai.jp
umino
umino
仙台うみの杜水族館はじめましてレポート

冬の気配が近づく今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。SMMA事務局吉田です。
今年からSMMAに参加した4つの参加館をご紹介する「はじめましてレポート」。最後は2015年7月にオープンした仙台うみの杜水族館をレポートします。

 

DSC_7685
仙台うみの杜水族館は「いのちきらめく、うみの杜。」をキャッチコピーに、水環境をはじめとする自然の再生や海と生きる東北の姿に注目した「復興を象徴する水族館」として2015年7月1日にオープンしました。「イルカとアシカのパフォーマンス」や、ペンギンたちの部屋を訪ねる「ペンギンツアー」、アシカの仲間であるオタリアやペンギンとふれあえる「フレンドリータイム」など、楽しいプログラムが満載の水族館です。

DSC_7642
仙台うみの杜水族館へは、JR仙石線中野栄駅から歩いて約15分ほど。天気のいい日はゆっくり歩いていくのもよさそうです。
今回は駅と水族館とを結ぶ無料シャトルバスを利用しました。バスを降りると水族館はすぐ目の前です。

 

DSC_7707 DSC_7780
さて、仙台うみの杜水族館では、三陸の海を再現した大水槽「いのちきらめく うみ」に始まり、磯場に生息する生きものとふれあえる「うみの杜ビーチ」に至るまで、様々な生きものと出会うことができます。
全部を紹介するには文字数が足りないので、このレポートでは、仙台うみの杜水族館を4つの楽しみ方からご紹介します。

 

その1.展示に魅せられる
DSC_7711 DSC_7724
DSC_7751 DSC_7747
日本の海や川に暮らす生きものたちのエリア「日本のうみ -東北のうみ-」と、世界各国の海に暮らす生きものたちのエリア「世界のうみ」は、その水域や国によってコーナーが分かれています。
興味深いのはエリアを進むごとに床や照明の色が変わっていくこと。例えば上の4枚の写真のように、日本の海藻や干潟のコーナー(上段)はそれぞれの環境や色彩、世界各国の海のコーナー(下段)は各国の文化やイメージに合わせ、床や壁のデザイン、照明の色が変えられています。色彩の違ういくつもの空間と様々な生きものに出会うことができるので、先に何が待っているのかわくわくしながら進めます。

 

その2.じっくり眺める
DSC_7754
写真ではお伝えしにくいのですが、仙台うみの杜水族館の2階には大水槽を眺められる座席が設けられています。ここでは大水槽で1日数回行われるプログラム「Sparkling of Life(スパークリング・オブ・ライフ)」を座ってじっくり見ることができます。

DSC_7739 DSC_7741
座って観賞できるもう一つのスポットがこちらの「うみの杜スタジアム」。イルカとアシカのパフォーマンスが行われる際にはいつも満席なのですが、パフォーマンスの合間はイルカたちの訓練の様子などを眺めながらのんびり過ごすことができます。

 

その3.体験する
DSC_7717
見るだけではなく体験するプログラムにもご注目。「日本のうみ -東北のうみ-」では三陸で穫れた牡蠣の殻を使ったカキ殻キャンドルの制作体験や(※予約が必要です)、自分が描いた生きものをスクリーンに泳がせる「お絵かきアマモリウム」の体験ができます。

DSC_7720 DSC_7719
笑顔が素敵なお姉さんに生きものの絵をスキャンしてもらうと、生きものがスクリーンに映し出されたアマモ場(海草の一種であるアマモが密集している場所のこと)を泳ぎ出します。
このアマモ場、ただの映像ではありません。例えばアマモ場は小さな生きものたちが天敵から身を隠すための場所でもあるのですが、「お絵かきアマモリウム」の小さな生きものたちも、大きな生きものが現れると一斉にアマモのなかに隠れてしまうのです。このように「お絵かきアマモリウム」は、アマモ場の機能や生きものとの関係を遊びながら学べるスポットになっています。

 

4.地域の姿を知る
DSC_7713 DSC_7729 DSC_7737
仙台うみの杜水族館には「東北最大級の水族館」ならではのコーナーがあちこちにあります。三陸の海に暮らす生きものたちはもちろんのこと、海とかかわる人々の暮らしの紹介や、地域の希少生物の繁殖に取り組んでいる「うみの杜ラボ」(飼育員の方と直接お話しできるスポットでもあります)、広瀬川の環境をモチーフとした展示など、海と生きる東北の姿を様々な角度から紹介しています。

DSC_7736
ちなみにこのお米は実際に収穫する予定とのこと。

 

DSC_7760
最後に今回館内を案内してくださった飼育員・萬(よろず)さんのおすすめスポットをご紹介します。二つのエリアを跨ぐガラス階段が印象的な、「海獣ひろば」のペンギンたちです。

DSC_7770
ペンギンといえば多くの方が氷上を歩く姿を思い浮かべるかと思いますが、実は崖の上で生息していることが多い生きもの。仙台うみの杜水族館ではペンギンが陸の上を跳び回る姿に注目し、陸での生活の様子を堪能できる「跳ぶ展示」を提供しています。
例えば上の写真のガラス階段は床面まで透明なので、ぺたぺた歩くペンギンを足の裏まで観察できてしまいます。

DSC_7766 DSC_7765
また崖の上を再現したこのトンネル。
中に入って覗き窓をのぞいてみると、

DSC_7763
岩の間からこんなに間近でペンギンを見ることができました!
まだ知らないペンギンの姿が見られるこの展示。必見のスポットです。

 

いかがだったでしょうか。イルカのパフォーマンスや生きものとのふれあいなど、そのエンターテインメント性がしばしば話題になる仙台うみの杜水族館ですが、展示の構成や生きものの見せ方に注目すると、そのたくさんの工夫に込められた水族館としてのメッセージが伝わってきます。
仙台に新たに生まれたミュージアム・仙台うみの杜水族館に皆さんも足を運んでみてください。

 

 

【仙台うみの杜水族館】
休館日:
なし
開館時間:
通常期 9:00〜18:30(最終入館18:00まで)
夏期 9:00〜19:30(最終入館19:00まで)
冬期 9:00〜17:30(最終入館17:00まで)
入館料:
大人2100円(団体15名以上1890円、年間パスポート4200円)
高校生・中学生1600円(団体15名以上1440円、年間パスポート3200円)
小学生1100円(団体15名以上990円、年間パスポート2200円)
幼児(4才以上)600円(団体15名以上540円、年間パスポート1200円)
シニア(65才以上)1600円(団体15名以上1440円、年間パスポート3200円)
※身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちのお客さまは割引あり
住所:
〒983-0013 宮城県仙台市宮城野区中野4-6

 

【お問い合わせ】
仙台うみの杜水族館
TEL : 022-355-2222

LINEで送る
Pocket