『子ども講座 紙芝居「学童疎開」』では、仙台空襲を逃れ、仙台から宮崎村へ学童疎開した男の子の目線で、疎開に至るまでの経緯、疎開先での生活、家族や友達への想いなどが語られます。作者の百束たき子さんが情感たっぷりに聞かせてくださいました。
▲百束たき子さんによる紙芝居の様子
開催中の企画展「戦争と庶民の暮らし4」では、戦争の関連資料が400点も展示されていました。戦時中の雑誌は庶民の生活を想起させ、千人針からは当時の人の想いがひしひしと伝わってきます。仙台に落下したB29の破片や焼け残ったふすまは、戦火の激しさを物語ります。
庶民の暮らしが、ひとりひとりの人生が、戦争によって一変する恐ろしさ。当たり前におもっている日常のありがたさ・・・。
8月中には、企画展「戦争と庶民のくらし4」関連事業として、紙芝居やよみきかせなどのイベントが予定されています。ご家族で参加して、戦争と暮らしについて一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
このほか、同時開催の企画展や季節展示もございますので、あわせてお楽しみください。
・企画展「仙台 絵ハガキ 時間旅行」(~2014年9月28日まで)
・季節展示「七夕と盆」(~2014年8月24日まで)
▲館入口の七夕飾り
仙台・宮城ミュージアムアライアンス事務局 石川