4月20日、文化審議会の文部科学大臣への答申を受け、仙台市天文台所蔵の「仙台藩天文学器機」が国の重要文化財(歴史資料の部)に指定されることになりました。
「仙台藩天文学器機」は、渾天儀(こんてんぎ)、天球儀[大]、天球儀[小]、象限儀の4基からなります。これらは江戸時代における仙台藩の天文学の実態だけではなく、当時の天体観測における精度などの実態を伝える資料として、国内における天文学史上貴重であり、歴史上及び学術上の価値が高いと評価されました。
なお、文化財保護法による重要文化財としての扱いは、近日中に行われる文部科学大臣名による官報告示によって発効される予定です。
これらは今後も引き続き常設展示されますので、この機会にぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。
【お問合わせ】 仙台市天文台 TEL: 022-391-1300