見験楽学 さまざまな発見や体験を通じ、楽しく学ぶ。仙台・宮城のミュージアム情報サイトです。

SMMA東日本大震災 ミュージアム被災と復旧レポート
仙台・宮城ミュージアムアライアンス事務局
〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
(せんだいメディアテーク内)
電話:022-713-4483
ファックス:022-713-4482
電子メール:office@smt.city.sendai.jp
touhoku-university
touhoku-university
自由研究ミュージアムin東北大学
2016年7月23日(土)より開催【ワークショップ申込 7月26日(火)まで】
レポートを読む

e38090e5ae8ce68890e7a8bfe38091e38395e383a9e382a4e383a4e383bc_e8a1a8 e38090e5ae8ce68890e7a8bfe38091e38395e383a9e382a4e383a4e383bc_e8a38f

「自由研究ってめんどくさい、せっかくの夏休みなのに……」とつぶやくあなた。今年の夏は「自由研究ミュージアムin東北大学」に来てみませんか?
どんな自由研究をしよう? どうやって進めよう? そんな悩みを抱えるあなたを、たくさんの研究例とドキドキの体験が待っています。
せっかくの自由研究。一緒に楽しく学びましょう。

☆企画展開催にむけて(みちのく博物楽団より)
せっかくの自由研究を楽しくできるようにお手伝いしたい。そんな気持ちから生まれたのが、今回の企画展『自由研究ミュージアムin東北大学』です。大学生の自由研究を例にして自由研究の進めかたを身に着ける特別展示と、ふしぎの発見から実験・考察までを体験できるワークショップの二本立てでお送りします。
どうやって自由研究をしたらいいかわからないという小学生から、提出先はないけど久しぶりに自由研究をしたくなった大人まで、幅広い年代の方に楽しんでいただける内容になっています。この夏は大人も子どもも、科学の楽しさに浸りませんか?

 

『自由研究ミュージアムin東北大学』
■会期:
2016年7月23日(土)〜8月27日(土)
■休館日:
毎週月曜日、8月12日(金)〜15日(月)
■開館時間:
10:00〜16:00
■会場:
東北大学理学部自然史標本館
■入館料:
大人150円/小人80円(*宮城県内の各種パスポート使用可)
■主催:
東北大学総合学術博物館・みちのく博物楽団

★特別展示「自由研究の進めかたを知ろう!」
みちのく博物楽団の団員が自由研究に挑戦!団員がそれぞれの疑問を解決するために活用した4つの研究方法をパネル展示でご紹介します。
「研究したいことはあるけど方法が分からない」「研究したいことが見つけられない」、そんな悩みを抱えるあなた。おにいさんおねえさんの自由研究から解決のヒントを見つけましょう。
《採集(さいしゅう)》昔の仙台にはどんな生きものがいたの?
《分類(ぶんるい)》身の回りにはどんな植物が生えているの?
《実験(じっけん)》結晶ってどうやってできるの?
《工作(こうさく)》水そうの中に自然の環境はつくれるの?

★みちのく博物楽団の展示解説
「みちのく博物楽団」の団員が、特別展示を楽しく解説します。
■実施期間:2016年8月3日(水)〜8月10日(水)

★ワークショップ「土の違いを磁石で調べよう!」《要事前申込》
身のまわりの土には種類があることを知っていますか?
磁石を使って土の違いを探ると何が分かるのでしょうか。
このワークショップでは疑問の見つけ方から結果の考え方まで、
自由研究のステップをひととおり体験することができます。
身近な不思議について調べ、考える楽しさを味わってみませんか?
■日時:
2016年8月7日(日)13:00〜14:30
■集合場所:
東北大学理学部自然史標本館正面入口
■対象:
小・中学生(小学生は保護者同伴)
*当日は公共交通機関でお越しください。
■定員:
15名程度(応募者多数の場合は抽選)
■参加費:
無料
■申込締切:
7月26日(火)必着
■申込方法:
E-mailまたは往復はがきに以下の必要事項を記入のうえお送りください。
E-mailの場合は件名を「自由研究ワークショップ」としてください。
住所・氏名(子どもは学年も)・電話番号
■申込先:
〒980-8578 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-3
東北大学理学部自然史標本館 自由研究ワークショップ係
hakubutsugakudan*gmail.com(*→@)
*抽選結果は7月31日(日)前後にお知らせいたします。8月3日(水)までに連絡がなかった場合は、お電話にて自然史標本館までお問い合わせください。

 

【お問い合わせ】
東北大学理学部自然史標本館
〒980-8578
宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-3
Tel/Fax:022-795-6767
アクセス:地下鉄東西線「青葉山駅」(北1出口)から徒歩3分

 

LINEで送る
Pocket

レポート
企画展「自由研究ミュージアムin東北大学」レポート

DSC_0016
クジラの化石も雄大な今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。SMMA事務局吉田です。
今回は東北大学総合学術博物館(東北大学理学部自然史標本館)で開催中の企画展「自由研究ミュージアムin東北大学」(2016年7月23日(土)〜8月27日(土))の様子をレポートします。

 

IMG_3878 P1010999
企画展「自由研究ミュージアムin東北大学」は、夏休みの自由研究に悩む子どもたちが楽しく研究に取り組めるように企画されました。企画したのは東北大学理学部自然史標本館を拠点に活動している学生団体「みちのく博物楽団」のみなさん。ミュージアムの面白さを多くの人々、とりわけ子どもたちに伝えるべく、遊びのなかから学びを得られる様々な体験プログラムを企画・実施してきました。標本館内に留まらず、学外でのイベントや仙台市内外でのワークショップなどにも積極的に取り組んでいます。ラジオや新聞で彼らの活動を耳にした方もいるのではないでしょうか。
今回の企画展も、せっかくの自由研究を面倒くさいと思ってしまうのはもったいない! 子どもたちが楽しく取り組めるようにお手伝いしたい! という気持ちで制作されたそうです。

 

DSC_0063 (1) DSC_0004 (1)
さて企画展は自由研究を楽しむヒントがちりばめられた特別展示と、楽団の団員による展示解説、自由研究のステップを楽しく体験できるワークショップの3つから構成されていますが、本レポートでは特別展示「自由研究の進め方を知ろう!」をご紹介します。
「自由研究の進め方を知ろう!」は自由研究に役立つ研究方法を楽団員が実践し、その過程や研究のヒントを紹介する展示です。そもそも自由研究は何を調べるのか、どうやって調べるのかを考えるところでつまずきがちではないでしょうか。かく言う私も小学校の自由研究で「これが知りたいけど、どんな方法で調べればいいのかなあ」と悩んだ記憶があります。
特別展示では自由研究のおおまかなステップを、
「?(ふしぎ)」を見つける→こたえを考える→こたえあわせ→「わかった!」
の4つとしていますが、特に大切なのは「わかった!」のその先。採集や実験の結果が「わかった!」だけで自由研究は終わりません。なぜそうなったのか、自分の考えていた「こたえ」とどうして違う結果が出たのか。「わかった!」ことの考察によってさらに先の答えや疑問を探していけば、自由研究はもっと深く面白くなるのだといいます。

DSC_0003 DSC_0025
楽団員のみなさんが日々の生活のなかで見つけた「?」を解き明かす方法としてそれぞれ選んだのは、「採集」「分類」「実験」「工作」の4つ。館内の4ヶ所に、それぞれの方法を使った自由研究の展示が行われています。
展示のみどころは、子どもたちがつまずきそうな点にスポットを当てているところ。たとえばミョウバンのきれいな結晶はどうしたら作れるかを調べる「実験」では、 “ミョウバンの量”と“温度”を同時に変えるだけでは知りたい答えは得られない、とアドバイスしています。

DSC_0043
▲「温度がひくいときれいな結晶になる?」「ちょっとまって!本当にその結論で正しいの?」

DSC_0020 DSC_0021
DSC_0045 DSC_0026
また各展示ブースには研究の成果を楽しく表現するためのアイディアも満載。「採集」した化石に添えるラベルや植物の「分類」を表すマップなど、調べたことを分かりやすくまとめる工夫が光ります。それぞれの研究に必要な道具や具体的な手順をまとめたフリーペーパーには、「わかった!」の先に進むための問いかけも記されているので、展示を参考にしながら自分らしい自由研究ができそうです。

DSC_0012 DSC_0057
さらに展示の設置場所にも工夫が。それぞれの展示は自由研究のテーマに関連する常設展示に隣接しています。自由研究の取り組み方を学んだら、館内の展示資料から「?」のヒントを探せるようになっているのです。
最初から常設展示をふまえて研究テーマを選んだわけではなく、出来上がった自由研究を持ち寄ってみたら常設展示内に設置場所が見つかった! という経緯だったとか。数多の研究者によって膨大な資料が収集されてきた大学博物館ならではのお話ですが、楽団員の半谷さん曰く「ここに展示している資料や研究成果は、大人が本気になって取り組んだ自由研究みたいなものです。子どもたちにとって、それが自分の自由研究を始めるきっかけになれば嬉しいです」とのことでした。

 

DSC_0001 DSC_0039
さて企画展は夏休み限定の開催ですが、常設展示にもミュージアムを楽しむヒントが多数用意されています。

DSC_0062 DSC_0055
たとえば館内で配布している「みどころBOOK」では、膨大な展示資料のなかから楽団員が選んだ16点のおすすめ資料をご紹介。ちょっと見ただけでは分からない展示資料のみどころを詳しく解説しています。展示室で画像のようなプレートを発見したら、足を止めて「みどころBOOK」を開いてみてください。最初にBOOKを読んで展示室を回るルートを考えるのもいいですね。

DSC_0038 DSC_0036
サクサク見学したい方には館内スタンプラリーがおすすめ。館内で配布しているポケットサイズの冊子に、展示室内のあちこちに置かれたスタンプを押していくと、カラフルなイラストに彩られた図鑑が完成する仕組みになっています。イラストに添えられた解説は大人も楽しめる充実の内容です。中面の「おたからマップ」も必見ですよ。

DSC_0032
毎週土曜日には、楽団員による展示解説も実施しています。「みどころBOOK」やスタンプラリーを通してもっと知りたいことが見つかった方は、気軽に解説をお願いしてみましょう。団員によって得意分野があるそうなので、団員さんおすすめの資料を解説してもらうのも楽しそうです。
ちなみに学外でのイベント出展等で解説をお休みすることもありますので、来館前に公式ウェブサイトやTwitterをご確認ください。

 

DSC_0060
東北大学理学部自然史標本館へは、東西線・青葉山駅から徒歩3分ほど。知られざる大学ミュージアムの面白さ、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

 

〈みちのく博物楽団〉
ウェブサイト http://hakubutsugakudan.wordpress.com
Twitter @michihakutohoku

 

LINEで送る
Pocket