「43.10(よん・さん・とう)」と呼ばれるダイヤ改正は、鉄道関係者や鉄道ファンには知られていますが、一般にはなじみのない言葉かもしれません。昭和43年10月1日に、当時の国鉄が全国の鉄道ダイヤを刷新する大改正を行い、関係者の間ではこう呼ばれていました。それから今年でちょうど50年が経ちます。
このダイヤ改正は、動力近代化計画による無煙化促進や列車の高速化をはじめ、鉄道輸送の在り方を大きく変えたという点で、他のダイヤ改正とは違った意味を持っています。
特に東北地方においては、東北本線が青森まで完全複線化・電化されたことや583系新型寝台特急電車の導入など、鉄道の運行に大きな発展をもたらしました。この改正が画したエポックは、昭和57年に東北新幹線が開業し在来線が長距離輸送から都市近郊の通勤・通学路線へと軸を移すまでの間となります。多くの特急列車が行き交い、鉄道が最も華やかさを誇った時代でした。
今回の企画展では、このダイヤ改正のねらいは何だったのか、これを可能にした背景はどこにあったのか、そして改正の内容と特徴について振り返りつつその意味を探ります。東北各地に登場した特急列車の高速化、新型車両の導入などを中心に紹介します。
★会場:東北福祉大学・鉄道交流ステーション 展示室
★開催期間:2018年12月4日(火)~2019年3月2日(土)
★開館時間:午前10:00〜午後4:00
★休館日:毎週日・月曜日、および、祝日
★臨時休館:12月27日(木)〜1月7日(月)※年末年始のため
1月18日(金)・19日(土)※センター試験とその準備日のため
2月5日(火)・6日(水)、2月19日(火)※一般入学試験のため
*その他、悪天候や大学行事等で臨時に休館する場合があります。詳しくはHP等でお知らせします。
★入場料:無料
**関連イベント**
記念公演会「43.10と東北を走った車両」
◆講師:三品勝暉(元国鉄職員・元鉄道総研職員)
◆日時:2019年2月2日(土)午後1:30より
◆会場:ステーションキャンパス3F S300教室
◆予約不要
**会期中、下記の日程で鉄道模型館(TFUスカイトレイン)も開館します!
★開館日程:12月8日、15日、22日、1月12日、26日、2月2日、9日、16日、23日、3月2日
※いずれも土曜日
★開館時間:11:00-16:00
→詳しくは模型館のページをご覧下さい。
■主催:東北福祉大学・鉄道交流ステーション
■協力:鉄道博物館後援
■後援:宮城県教育委員会、 仙台市教育委員会、河北新報社、東北鉄道協会、
(社)交通環境整備ネットワーク、みちのく鉄道応援団
【お問い合わせ】
東北福祉大学・鉄道交流ステーション
TEL: 022-728-6612