2017年7月、せんだい3.11メモリアル交流館は「土地で作られる建築」という視点で仙台市若林区荒浜地区を歩きました。そこには、東日本大震災から7年目を迎えた今、使い手にとって素直な造作が施された建物がありました。そして、「住まう」とは異なる形で愛着のある土地に根差して暮らしを整えようとする住民の方々の姿から、「被災地」と呼ばれた地域の多様性を垣間見ることができるでしょう。
自然、素材等、さまざまな意味における「環境」と向き合いながら、しっかりとそこに佇む建物たち—この連続講座では、こうした「土地で作られる建築」の構成要素について語らい、考えていきます。この視点を持って仙台東部沿岸地域を見た時、景色はこれまでとは違う趣を持って目の前に立ち現れることでしょう。皆様のご参加をお待ちしています。
第3回:「土地で作られる建築」の素材を考える
深沼海岸の漂着物や工事現場で余った建材等、これまでの調査で収集してきた「土地で作られる建築」の素材を提示しながら、私たちの身の回りにある資源が「素材」として活用されるための方法について参加者の皆さんとアイデアを出し合い、「素材カタログ」をつくります。
■開催日時:2018年2月24日(土)13:00-15:00
■会場:震災遺構仙台市立荒浜小学校 4階交流活動室
■参加無料
■定員20名(先着順)
■要事前申込、2/6(火)より受付
*お申込の際は下記の電話またはメールまで①お名前、②お電話番号をお伝えください。
せんだい3.11メモリアル交流館(〒984-0032 仙台市若林区字沓形85-4)
電話:022-390-9022
メール:office@sendai311-memorial.jp
※「土地で作られる建築をめぐるまち歩きツアー—被災地から生まれた建築に学ぶ—」の詳細はこちらをご参照ください。
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TEL: 022-390-9022