大型ハ虫類である恐竜が絶滅するまで、ホ乳類は影をひそめて生活してきました。このような存在だったホ乳類が、現在では地球環境を脅かすまでに繁栄を遂げています。
実はこのホ乳類の繁栄が、宇宙的な偶然によるものだということをご存知でしたか?今回は、絶滅ホ乳類の骨格標本のほか、ホ乳類の進化や多様性を体感できる展示から、これまでのホ乳類の歩みと、これからのヒトと他の生物、地球との関わりについて展望します。絶滅ホニュウ類を対象にした展覧会としては、東北地方最大級となります。
また、東北地方に初めてやってくる「トリケラトプスの頭骨」や、仙台に生息していたパレオパラドキシアの全身骨格など、日本初公開のものも含む貴重な化石が公開されます。
そのほか、標本や復元模型は、カナダ・南米のボリビアやアルゼンチン・アフリカのアルジェリアやモロッコをはじめ、中国・ロシア・インドネシアなど、世界中から集まりました。貴重な展示の数々を、ぜひこの機会にご覧ください。
●期 間:7月18日(日)~8月25日(水)
●会 場:仙台市科学館 特別展示室(2階)
●開館時間:9:00~16:45(ただし入館は16:00まで)
●休 館 日:毎週月曜日 (祝・休日の場合はその翌日)
※7/19(祝・月)は開館、7/20(火)休館日
▲恐竜時代を生き抜いたホ乳類
●特別展入場料:一 般 800円
高 校 生 600円
小・中学生 300円
※特別展をご覧頂いた方は常設展もご覧頂けます。
【関連イベント】
①講演会「パレオパラドキシアがいたころの仙台」
日時:8月8日(日) 13:00~14:30
講師:東北大学名誉教授 永廣 昌之氏
②化石鑑定会:学識経験者や化石研究者による化石鑑定会
日時:8/15(日) 10:00~15:00
講師:宮城教育大学名誉教授 増田孝一郎氏
東北大学名誉教授 永廣 昌之氏
みちのく古生物研究会会員のみなさん
▲始新世のホ乳類ウィンタテリウム
③化石工作教室:ミニ化石レプリカを作ろう!
日時:会期中毎週水曜日 10:00~
対象:先着30名(小学生以下は保護者同伴)
④クイズラリー『目指せ絶滅ホ乳類博士!』
日時:会期中毎週木曜日 10:00~
対象:先着50名(小中学生)
※会場案内パンフレットを使って『スタンプラリー』ができます。
景品はありませんが、ホ乳類の進化がわかります
(会期中随時)。
【お問い合わせ】仙台市科学館
電話 (022)276-2201
▲パレオパラドキシア全身骨格