厳しい自然と共生し、1万年以上もの長い期間をたくましく生き抜いた縄文人―――。
その縄文人たちが、食料を獲得するために凝らしたさまざまな知恵を、宮城県内の代表的な遺跡やその出土品から学びます。
今回ご紹介するのは、仙台市太白区大野田にある六反田(ろくたんだ)遺跡。仙台市体育館の東側に位置する遺跡です。
1976(昭和51)年以来、8回にわたる発掘調査により、約4,000年前の大きな環状のムラのようすが分かってきました。六反田遺跡の縄文人たちは、現在から地下約2mほど埋もれた川のほとりに住み、クルミなどの木の実や魚とりなど“川の恵み”をたくみに活かして暮らしていたようです。
日本最大級の「蜂の巣石」など、初公開の出土品などを展示いたします。縄文人の豊かな知恵を、この機会にぜひご覧ください。
▲【左上】珍しい岩偶(石の土偶) 【右上】北方との交流を示す門前式土器 【左下】縄文人のスプーン?スプーン形土製品 【右下】初公開!日本最大級の「蜂の巣石」
◆展示期間:2011(平成23)年4月15日(金)~6月19日(日)
◆開館時間:9:00~16:45(入館は16:15まで)
◆会 場:仙台市縄文の森広場 展示室企画展コーナー
◆休 館 日:月曜日(休日にあたる日は除く)
休日の翌日
(休日または土・日曜日にあたる日を除く)
毎月第4木曜日(休日及び12月を除く)
年末年始(12月28日~1月4日)
◆入 館 料(展示室のみ)
一 般 200円
高 校 生 150円
小・中学生 100円
※仙台市縄文の森広場は、「どこでもパスポート」対象施設です。
※観覧料の各種割引については、仙台市縄文の森広場のホームページをご覧ください。