型絵染の人間国宝・芹沢銈介(1895-1984)は、草花・野菜・動物・貝がら・魚・景色・器・文字をモチーフとし、独創的な文様のうちわをたくさん作りました。竹骨を使ったうちわの仕立ては、江戸時代から技を受け継ぐ四国丸亀(香川県)に依頼していたそうです。うちわは日本の夏の風物詩として多くの人々に愛されてきました。ワークショップでは、“丸亀のうちわ骨”と芹沢の愛用した“越中(富山県)の八尾和紙”を用いて、合羽刷りによるうちわの“色さし”を体験します。合羽刷りに使う型紙には、芹沢のお弟子さんが彫られたものを5種用意しました。本格的な材料と道具を使って、あなたも伝統の技を体験しながらうちわを作ってみませんか?
※「合羽刷り」とは、図柄を切り抜いた型紙の上から刷毛(ハケ)で絵の具を刷り込み、文様を染めだす技法です。
■開催日: 2013(平成25)年7月20日(土)、7月21日(日)、8月6日(火)、8月7日(水)、8月18日(日)
■開館時間: 午前11時~午後3時(体験時間は30~60分間)
■場所: 東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館 ミュージアムショップ内
■参加費: 300円
■事前申込: 不要(ただし、5人以上の場合は事前にお問い合わせください。)
【お問い合わせ】 東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館 TEL:022-717-3318