型絵染の人間国宝、芹沢銈介は生涯1万点を超える作品を残しました。そのモチーフになったものは、身近な動植物、訪れた景色、自身が蒐集した世界の工芸品など様々ありますが、その中にやきものも含まれています。
沖縄の壷屋や、九州の伊万里、東北地方の窯場を訪れた際、やきもの制作にいそしむ陶工たちの姿や窯場の風景を描き、それらが着物やのれん、私家本の題材になりました。また沖縄で行った赤絵の絵付け体験が、東京・蒲田の工房の一角に赤絵を焼く窯まで作ってしまうほど、やきものに深い関心をもちました。沖縄から取り寄せた白生地に、芹沢が赤絵で描いた陶器も、「やきもの」を題材とした型絵染作品とともに展示します。
会 期:2010年7月3日(土)~8月31日(火)
休館日:会期中無休
入館料:一般300(200)円 学生200(100)円
高校生以下および障がい者とその介助者1名は無料
( )は20名以上の団体
開館時間:10:00~16:30(16:00まで入館)
催し物:ワークショップ「うちわを作ろう」
会期内の毎週土曜日 11:00~15:00
体験時間 約40分 材料費 300円