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SMMAクロスイベント 八木山動物公園×仙台文学館「絵本動物園」
開催期間:2010年07月18日(日) 〜 2010年07月18日(日)
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仙台市内にある、異なる分野のミュージアム施設の組み合わせによるクロスイベントを今年も開催します。今回は展示資料などにより動物を解説する

クロスイベント「見験楽学~動物シリーズ」
です。新しい学びの世界をぜひお楽しみください。
                        

出典:とよた かずひこ作(アリス館)

◆日時:7月18日(日) 10:00~12:00
◆内容:絵本の読み聞かせを体験した後、登場した動物(カバ・キリン・シロクマなど)を間近で観察して、動物の生態を楽しく学びます。
◆対象:小学校低学年までの子どもとその保護者25組
      ※参加者には「どうぶつせかいちず」と「文学館のもりのなかまたちシール」の参加賞があります。
◆申し込み方法:往復はがきに、
           ①イベント名
           ②住所
           ③参加者全員の氏名
           ④子どもの年齢
           ⑤電話番号
          を記入して、7月10日(土)(必着)までに八木山動物公園へ郵送。申し込み多数の時は抽選。
◆申し込み先:八木山動物公園
         〒982-0801 仙台市太白区八木山本町1丁目43
         電話 022-229-0122
◆お問合せ:八木山動物公園 ウェブサイト http://www.city.sendai.jp/kensetsu/yagiyama/

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レポート
SMMAクロスイベント 八木山動物公園×仙台文学館「絵本動物園」レポート

 7月18日(日)、仙台市八木山動物公園を会場に、仙台文学館とのSMMAクロスイベント「絵本動物園」が開催されました。今回は、小学校低学年以下のお子さんを対象とし、その保護者のみなさん29組、約80人の方にご参加いただきました。また、テレビ局の方からも取材に来ていただきました。
 イベント当日は朝から快晴。気温もぐんぐん上がり、緑いっぱいの八木山動物公園にはセミの声が響き渡っていました。

【写真① 集中!(絵本の読み聞かせ中)】

◇絵本の中の動物たち~前半・絵本の読み聞かせ
 前半は、今年4月に園内オープンしたばかりの真新しいビジターセンターの中で、動物の絵本の読み聞かせです。部屋の中央には大きなじゅうたんがひかれ、子どもたちは思い思いの場所に座りながらお話が始まるのを待っています。
 そこへ登場したのは、今回のゲストである「こどものほんのみせ ポラン」店長、増田家次子(ますだ・かじこ)さん。そして仙台文学館の渡部直子学芸員です。増田さんが「こんにちは。一緒に遊んでね」とあいさつすると、子どもたちからは「いいよ!」と元気な声が上がりました。さあ、「絵本動物園」のはじまりです!
 最初の1冊は、『バルボンさんのおでかけ』(とよたかずひこ作/アリス館)。ワニのバルボンさんがバスに乗ってお出かけします。増田さんが「ここはどこの動物園かな?」と聞くと、「八木山動物園!」とすぐに答えが返ってきました。
次の『かばくん』(岸田衿子作/福音館書店)は、渡部学芸員の番です。大きなかばくんにふさわしい横長の絵本に、子どもたちの目もくぎ付けでした。こんなふうに、おふたりが交互に絵本を読んでいきました。
 『おどります』(高畠純作/絵本館)では、いろいろな動物が踊りながら登場し、増田さんも振り付きでお話をしてくださいました。読み聞かせの時間も半ばを過ぎて、ちょっともじもじし始めていた子どもたちも、楽しそうに体を動かしながら聞いていました。この前半1時間ほどの間に、シロクマやキリンなど、さまざまな動物たちの絵本が紹介されました。(写真①)

【写真② キリン(アキコ)は奥に入ったまま】

◇絵本を飛び出した動物たち~後半・園内の動物たちとご対面!
 後半は、絵本に出てきた実際の動物たちとご対面です。2グループに分かれて、キリンとカバ、ホッキョクグマに会いに行きました。案内役は八木山動物公園の阿部敏計主幹と石井里恵獣医です。普段は入れない獣舎の中などに入って、動物たちを見学します。
 キリンのところでは柵越しにエサをやる予定でしたが、キリンのアキコは恥ずかしかったのか、奥のスペースに立ったままなかなか参加者のところに来てくれません。それでも子どもたちや保護者の方からは「大きいねえ」「僕のお母さんの名前に似ている!」などさまざまな声が上がりました。その後はキリンの獣舎にも入って、飼育員の方から説明を受けました。4m80cmと背の高いキリンの家らしく、天井や入り口がとても高かったのが印象的でした。(写真②)
 カバのところでは、カポとヒタチがお出迎えです。展示ゾーンの中に入ると、すでに2匹は水の中から顔を出して待っている様子。飼育員さんに補助してもらいながら、大きな口を開けたカバたちに、子どもたちはおそるおそるおやつのニンジンを与えていました。カバのあまりの迫力に驚いたのか、見学後すくんで動けなくなってしまう小さなお子さんもいたようです。それでもカバたちは子どもたちがいる間、健気に(?)ずっと口を開けていたんですよ。(写真③)
 最後は2グループが合流して、ホッキョクグマのカイにご対面です。暑い中、ちょっと離れたところにあるホッキョクグマの水槽にてくてくと向かいました。ひな壇に座って今か今かとクマの登場を待ちます。いつもはエサの時間は11時頃なのだそうですが、この日はすでにお昼近く。飼育員の方が水槽の上のほうから、エサのサツマイモやリンゴ、馬肉を放るたびに、カイが勢いよく飛び込んでは器用にエサを食べていきます。体重300kgもの大きな体のカイが、すぐ目の前で「バシャーン!!」と水しぶきを上げて飛び込むたびに、子どもたちや保護者の方から歓声が上がりました。(写真④)

【写真③ おそるおそるカバにエサやり】


【写真④ ザブーン!大迫力のホッキョクグマ】

   

               

【写真⑤ 参加者のみなさんへのおみやげ】

◇またね!動物たち~プレゼントをもらって終了
 最後は参加者の方々に、「文学館もりのなかまたちシール」と、動物公園手作りの「八木山のどうぶつせかいちず」のプレゼント。子どもたちもプレゼントの袋の中をのぞいては、にこにことうれしそうでした。(写真⑤)
 今回のクロスイベント「絵本動物園」では、絵本の中に登場する動物たちを、実際に自分の目で見てその雰囲気を感じることができました。参加した子どもたちや保護者のみなさんにとっても、心に残る貴重な体験となったのではないかと思います。この「絵本動物園」が終わった日の夜、子どもたちはどんな夢を見たのでしょうか。

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 当日紹介された絵本です。
1.『バルボンさんのおでかけ』(作、絵:とよたかずひこ・アリス館)
2.『かばくん』(作:岸田衿子 絵:中谷千代子・福音館書館)
3.『ぼちぼちいこか』(作:マイク=セイラー 絵:ロバート=グロスマン 訳:いまえよしとも・偕成社)
4.『きりんのセシリーと9ひきのさるたち』(作、絵:H.A.レイ 訳:光吉夏哉・メルヘン社)
5.『ぼくはアフリカにすむキリンといいます』(作:岩佐めぐみ 絵:高畠純・偕成社)
6.『こんやははなびたいかい』(作:きしだえりこ 作:あべはるえ・福音館書店)
7.『こぐまちゃんとどうぶつえん』(作:わかやまけん・こぐま社)
8.『ママ、ぼくのことすき? しろくまポロのしんぱい』(作:ジャン=パブティステ・バロニアン 絵:ノリス・カーン 訳:灰島かり・平凡社)
9.『ぶーん ぶーん』(作、絵:とよたかずひこ・岩崎書店)
10.『みんなうんち』(作、絵:五味太郎・福音館書店)
11.『おどります』(作、絵:高畠純・絵本館)
12.『しろくまくんおてがみですよ』(作、絵:バーリーアブレット 訳:栗栖ケイ・ブロンズ新社)
13.『ねむれないしろくまくん』(作:デビ・クリオリ 絵:片山令子・ほるぷ出版)
14.『ねずみくんのチョッキ』(作:なかえよしお 絵:上野紀子・ポプラ社)
15.『ぞうくんのさんぽ』(作、絵:なかのひろたか レタリング:なかのまさたか・福音館書店)
16.『あめのむこう』(作、絵:水野翠・福音館書店)
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                                                    レポート作成:SMMA事務局

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